親子で学び、成長する毎日。ラグビーがくれた大切な時間。

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岩本 大志イワモト タイシくん(小5)

――入部した年齢とキッカケ
お父さん2020年、わが子が小学校に入学したとき、世界はコロナ禍の影響を受けていました。緊急事態宣言により入学式が5月末に延期され、マスク着用や声出し禁止の授業、静かな給食時間など、7歳の子どもにとっては自由に声を出すことも許されない厳しい環境でした。
そんな中、私たち家族は草ヶ江ヤングラガーズへの入部を決意しました。このクラブには以前からOBの方々との交流があり、その教育環境や、子どもたちが育む固い絆に感銘を受けていました。草ヶ江の仲間たちは、成長して社会に出た後も強い結びつきを保ち続けており、その姿がとても魅力的に映りました。
また、現役のお父さん方からもたくさんのお誘いをいただき、子どもがこの環境で成長し、一生の仲間と出会うことを信じて入部を勧めました。私自身はラグビー未経験でしたが、親族にプロ選手がいたことも大きな後押しとなりました。
草ヶ江ヤングラガーズを選んだ理由は、たくさんのOB友達がいたこと、さらに現役の親御さんたちにも知り合いがいたことです。この環境ならば子どもにとってかけがえのない経験と絆を得られると確信しました。
子どもが入部した草ヶ江で、成長し、仲間と共に走る姿を見られるのが本当に嬉しいです。
――入部して良かったこと、成長したところ
お父さん草ヶ江ヤングラガーズに入部して良かった点は、家族や学校の先生以外の、利害関係のない友達のお父さんたちに叱られるという貴重な経験を得られることです。これは子どもにとって、大人の多様な価値観に触れる素晴らしい機会となっています。
草ヶ江には「自分の子どもの指導はせず、他の子どもを指導する」という伝統的なルールがあります。この独特なしきたりが、客観的かつ公平な指導を可能にしています。また、「答えを教える」のではなく、「最良の策を自分で考えさせる」という指導方針のもと、子どもたちは日々成長を遂げています。このような教育方針は、今の時代にはとても貴重だと感じています。
合宿や研修、日々の厳しい練習を共にする仲間たちは、生涯の良きライバルであり、最高の友人となる存在です。子ども自身、まだまだ未熟な部分が多いですが、毎週の活動を通じて一歩ずつ成長している姿を見ると、入部して本当に良かったと実感します。
さらに、真剣に子どもたちと向き合ってくれるコーチ陣の存在は何よりも大きいです。息子がやる気を失う日があっても、やる気を引き出そうと本気で向き合ってくれるコーチのおかげで、泣きながらも不器用に立ち向かう姿を見ることができます。挨拶から始まり挨拶で終わるラグビーの日々。こうした経験を積む中で、息子は大切な仲間と貴重な絆を築き、かけがえのない宝物を手にしています。
――草ヶ江で学んだこと、楽しいところ
大志(たいし)正直に言うと、ラグビーはきついし、つらいこともたくさんあります。僕はもともと友だちを作るのが得意ではなかったので、最初は不安なことも多かったです。でも、タックルがうまく決まったり、チーム全体で得点を取れたりすると、友だちが声をかけてくれたり、一緒に喜んでくれたりします。そのおかげで、少しずつ自分にも自信が持てるようになりました。
NZ研修では、ニュージーランドでラグビーができたことがとても嬉しかったです。それに、現地で友だちができたことも、とても良い思い出です。異なる文化の中でラグビーを通じてつながれたことは、これからもずっと大切にしたい経験です。
草ヶ江には、仲の良い年上の友だちがたくさんいて、その先輩たちが試合で活躍している姿を間近で見ることができます。それが僕にとって大きな刺激になり、「もっと頑張ろう」と思わせてくれます。
将来、具体的に何をするのかはまだ分かりませんが、いつか何かのリーダーになりたいと思っています。ラグビーで学んだ、チームの仲間を思いやる心や、一緒に目標を目指して努力する大切さを活かせる人になりたいです。

 - 保護者の声